戦争

最近、仕事などで一日の時間をあまり取れないため、RPGのように長くプレイするゲームはやっていない。
代わりにサクサクプレイ出来るアクションゲームがメインだ。
特にはまっているのが、戦争ゲーム。
兵士となり、多人数で戦う戦場ゲーム。
最初はリアルでおもしれー、と感じながらたくさんの敵を倒し続けるが、ふと急に現実に戻る。
よくよく考えたら、戦争が面白いわけがないのだ。
仮想空間での戦争は楽しいが、現実で戦争が楽しめるとは思えない。
いや、正確には一部の人間は本当に戦争を楽しんでいたり、喜んでいるのかもしれない。
そもそも戦争とはなぜ起こるのか?


あるゲームで、この地球上で絶対的な人類にとっての敵とは何か?と語っていた。
そのゲームもある種の戦争ゲームではあるが、ストーリーがあり、ちゃんと伝えたいことのある映画とも言えるゲームだ。
そのゲームでの答えは単純であった。
「人間にとっての絶対的な敵など、地球上では存在しない。」
その通り、人類が殺しあう根本的な理由が無い。
正確には、絶対悪・絶対善は無いんだと思う。
あくまでも、人間が住みやすい環境システムで、それが善なのか、悪なのかを判断するのであり、
相対的に言うのであれば、人間が住み辛い環境システムを徹底的に悪と見なすのだ。
人間が住み辛い環境システム、それは犯罪などいろいろがあげられる。
更にそこには、たくさんの宗教・理想・思想などが含まれる。
それらをまとめあげてるのがきっと「国」なんだと思う。
そして、「国」がやっているのが「政治」だ。
政治で決められる悪は、それは国そのものの敵となる。
そして、悪と戦うことが始まる。
別に軍で攻めたりするだけが悪ではない。
もしかしたら、政治的な戦争を日本と北朝鮮で、水面下で繰り広げられているかもしれない。
現実に、北朝鮮の日本人拉致問題も、身内で拉致をされた家族にとっては北朝鮮の政治との戦争なのだ。
このように、世界中でいろいろな戦争が繰り広げられている現在。
確かに、俺も絶対的な悪と思う敵を認識している。
それは、自分の中での人としての理想外のモノなんだ。
どんな些細な事でも人は何かを感じ、考え、行動する。
その度にもしかしたら、小さな戦いが発生しているのかもしれない。
自分自身の中で、いろいろな思いや考えがぶつかりあうのも、自分の戦いだ。
戦争は国によっては必要かもしれないが、しかしそれは歩む必要が根本的に無い戦いだ。
ようは、犠牲を払ってまで戦争する価値があるのか?
答えはたくさんあると思うが、やはり同じ人なのであって殺し合うことには俺は疑問を感じ得ない。
冗談抜きに、もし地球外から侵略されたら、その時こそ人類は本物の敵と戦うことになる。
だから、俺は思うに地球に住んでいる者にとっての絶対悪とは、本当に地球外の侵略を受けた時に人類の存亡をかけた戦いになる相手だ。
そんなことはこの先、一生無いかもしれない。
しかし、今現在地球ではたくさんの戦争が繰り広げられている中、突如そんなことが起こった時、果たして今まで敵どおしだったのに力を合わせて戦うことが出来るのだろうか?