イースト・ゼロ「砂漠の死闘!」

お尋ね者「スレッジハンマー
賞金2500G
データ:砂の中を泳ぐどう猛なモンスター、スナザメの一種。
    左右に3対突き出た頭部が特徴。
    イースト・ゼロ東部の砂漠地帯に棲息しており、地上にヒレが出ているため発見は容易。


レイ「くっそ、どこ行った!」

キリヤ「ヒレが見当たらない、だがソナーでは反応が出てるぞ」

レイ「正確な位置がわからないが、近くにいるのは確かだな」

キリヤ「あんな馬鹿でかいものが、見えなくなるなんて・・・そうか、地面に潜っているんだ!」

レイ「なろ、こっちが陰から出てくるのを待ってるのか」


先手を打たれた俺達は、ビルの横に避難したはいいが、相手は砂の中にもぐりこみじっと息を潜めている。

どうやら、出てくるのを待っているようだな。


レイ「音でおびき寄せるか・・・」

キリヤ「音?何をするんだ?」


主砲を砂の広い方に向け、一発発射させる。


ズドン!

バッシュン!


着弾ポイントの下からどざああああああっと、スレッジハンマーがでてきた!


レイ「よっしゃ、行くぜ!Let's music ya-ha-!」

キリヤ「またあのクソやかましいロックかけてるのか・・・やれやれ」

レイ「ヘルガ、お前も援護をしてくれよ」

ヘルガ「バウ!」


ヘルガには、キリヤ自作式のドックバズーカを着けさせている。

口に太いワイヤーを咥えさせ、自分の意思でトリガーを弾くことの出来る形状である。

遺伝子操作されて、強化犬にされているだけあって、重装備が可能なのだ。


レイ「俺が突っ込むから、キリヤ援護を!」


そう言いはなつと、デマーグをスレッジハンマーの真正面に移動させた。

それを見たスレッジハンマーは体を捻り、巨大なヒレで攻撃をしてきた!


レイ「ちょ、規格外な攻撃するんじゃねえ!?」

キリヤ「下がれ!レイ!」


襲い掛かってくるヒレの攻撃をまともに受けたデマーグは数十m吹っ飛ばされた。


キリヤ「レイィィィィィィィ!」


俺は頭かどこかを強くぶつけたらしく、意識を失った・・・


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