イースト・ゼロ周辺「ウォンテッド!砂のヒレ」

レイ「あぢぃ・・・クソあぢぃ・・・」

キリヤ「おーい、エンジンかけてみろー。修理終わったから、たぶんこれで動くぞ」

レイ「おうよー、ちょっくらかけてみる」


グググゥオーン!


レイ「あれ?動かないぞ?」

キリヤ「そんな馬鹿な、もう一回やってみろ?」


グググゥオーン グルルルルドゥルンドルン!


???「バウ!バウ!」

レイ「おっと、ヘルガが起きたみたいだ」

キリヤ「やれやれ、そいつのションベン、タイヤにかけないでくれるように言ってくれよ・・・w」

レイ「おい、ヘルガ、戦車のタイヤにおしっこをひっかけるんじゃないぞw」

ヘルガ「キュオーン?」

キリヤ「ダメだこりゃ、絶対わかってねえよ・・・w」

レイ「はっはっはw で、今回もまた砂漠でお尋ね者を待ってるわけだけどよ」


そう言いながら、Cユニットのソナーをチェックする。


キリヤ「目的情報だと、ヒレが見えるって話しだが・・・?」

レイ「そんなに馬鹿でかいのか・・・」

キリヤ「今までのサイズでは最大級だろうなぁ」


日差しがらんらんと熱を与えてくる。

うう・・・さすがに少しくらくらしてきた・・・


ヘルガ「・・・バウバウ!」

レイ「なんだ、どうした?」


急に頭上に座っていたヘルガが低い唸り声を上げ始めた。


キリヤ「うおおおお!?す、砂の波だ!」

レイ「ああん!?」


慌てて、外を見張ると目の前から大きな砂の波が襲ってきた!


キリヤ「おい!向こうの横たわっている廃ビルを壁にするんだ!」

レイ「もう向かってる!ヘルガ、中に入れ!」


ヘルガを車内にいれ、大急ぎでビルに向かった。

キリヤもすぐ横を追っている。


レイ「着いたぜ!」

キリヤ「俺も何とか・・・伏せろ!衝撃が来るぞ!」


ズドドドドン!

ザザァァァァァァ!


ぐらぐらと車両が揺れ動く。

その時、ソナーが巨大なものをセンサーに捉えた!


レイ「お尋ね者を発見した!8時の方向から来るぞ!」

キリヤ「ついに出たな、スレッジハンマー!」


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