イースト・ゼロ「砂漠の決戦!」

距離・・・数m・・・発射!


ズドドドン!


突如、スレッジハンマーは大きく開けていた口に主砲を撃ち込まれ、思いがけないダメージに困惑していた

そして砂の中に埋もれていたデマーグは、次に発射された主砲の轟音と共に地上に姿に現れた!


レイ「かかったな!砂の中からソナーでお前の位置はわかってたんだよ!」


もがき苦しむスレッジハンマーに容赦無く主砲の嵐を浴びせさせる!


ズドドドン!

ズドドドン!


スレッジハンマーが敗走しそうになったときに、後ろから回り込んでくるものがいた。


ヘルガ「バウバウ!」


ヘルガは背中に背負ったドッグキャノンを連射する!


レイ「遅いぞ、キリヤ」

キリヤ「たく・・・逃げる途中に通信入れてくるからこっちも困惑したじゃないか・・・」

レイ「おらおら、ガンガン乱射しろ!このまま一気にケリをつける!」


モスキートとデマーグが横に並び一斉射撃をかます

完全に動きが止まった、かのように見えた・・・


レイ「やったか・・・いや!?」

キリヤ「油断するな!前回のように吹き飛ばされるぞ!」


スレッジハンマーは、体を捻り始めたがいち早く察知した俺達はすぐに移動を開始する!


レイ「ヘルガ!ヤツの後ろへ!」


ヘルガがすかさずスレッジハンマーの背後に回りこみ、尾に向かってキャノン乱射を開始した。

スレッジハンマーの尾が吹き飛び、ついに胴体と尾が離れてしまった。


レイ「とどめだ!」


主砲を顔に向けて発射する!

その一発が、ついに固い皮膚を突き破り、体を一直線に突き抜けたのであった!

スレッジハンマーが最後の雄たけびを上げ、ズズズーンと崩れ落ちる。


レイ「ふぅ・・・」

キリヤ「派手にやってくれたな・・・よくもまぁ、あんな事を思いつくものだな」

レイ「こう見えてもハンターだからな・・・だが、反省点も多く残った」

キリヤ「らしくないな?」

レイ「確かに最初に吹っ飛ばされたのは問題あり、だ」

キリヤ「レイが油断して前に出るからだな。」

レイ「次からはそうは行かないように、努力する・・・ヘルガ、来い!」


ヘルガがバウバウと鳴きながら走ってくる。


レイ「これで、ここら辺も平和になるな・・・生活のためだ、許せ」


写真を撮り、俺達はイースト・ゼロに引き返すのであった。

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